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インプラントのトラブル事例から考えるべきこと

インプラント手術に際して、コンピュータガイドシステムを基本治療として全ての症例に採用しているかどうか?は重要です。

インプラント治療のトラブルで多いもの

2007年にインプラント業界に激震が走りました。東京八重洲の歯科医院で死亡事故が起こったのです。事故を起こしたのはインプラントを30,000本以上の埋入実績がある大ベテランの先生でした。インプラントのドリルの先端が下顎骨を突き抜け、動脈を切断し大量出血がおこり気道を圧迫し窒息に至るという内容でした。事故を起こした先生は、インプラントの初期固定を得る為にインプラントの先端部を食い込ませる為に下顎骨を穿孔させたという証言でしたが、この事故を防ぐことは出来なかったのでしょうか?

その時点で問題になったのは、「インプラントの初期固定を得る為にインプラントの先端部を食い込ませる為に下顎骨を穿孔させた」という血管損傷のリスクを考えない無謀な手術計画と、術前にCT撮影を行わず、現場での術者の手先の感覚で手術を行なっていたという点です。もう一つ、この手術に際しては院内には歯科医師は1名で全身管理を担当する別の歯科医師はいなかったという点です。複数の歯科医師が手術に立ち会っていれば、このような事故は防げた可能性があります。

その他の医療トラブルについては、口腔外科医達が主メンバーとなる顎顔面インプラント学会の報告によると、以下の3つのトラブルが上位3位を占めます。

  • 下歯槽神経などの神経麻痺
  • 上顎洞内へのインプラントの脱落
  • 慢性上顎洞炎

これらのトラブルを防ぐ方法を考えてみます。

※掲載している内容は、あくまで吉岡歯科医院・吉岡喜久雄院長の意見です。

下歯槽神経などの神経麻痺を防ぐには

顎の骨の中には血管や神経が走行しています。手術中に、骨に穴を開けるドリルで神経を傷つけると知覚が無くなります。インプラント手術で頻繁に起こるトラブルは、下歯槽神経損傷による下口唇の知覚麻痺です。口角付近の下口唇を指で触っても感覚が無くなったり、常時痺れ感があるという症状が半永久的に残ってしまうという状態です。

昔のインプラント手術はパノラマレントゲン写真を見ながら、大雑把に下歯槽神経のある位置を把握しインプラント手術を行なっていましたが、パノラマレントゲン写真は拡大率という問題があります。レントゲンの像は1.3倍程度に拡大されており、この拡大されたレントゲンからのイメージで、実際の手術では勘違いが起こってしまうのです。また、パノラマレントゲン写真は2次元の平面写真なので、顎骨内の3次元的な位置関係は分からないのです。

上記の問題はCTの普及によって改善しました。また、シムプラントなどのコンピュータシミュレーションソフトが開発され、3次元的な骨の形状、骨内の神経や血管の位置、ピンポイントでの骨密度などの骨質などが分かるようになりました。そして、コンピュータ画面上で神経や血管を避け、骨質が良好な位置にピンポイントでインプラントを配置設計することが出来るようになりました。

大きな問題は、コンピュータ上でシミュレーションしたインプラントの位置をどのようにして口腔内で再現するか?です。カーナビゲーションシステムでは、「このまま400m直進してコンビニの角を左折」などと画面と音声で指示が出ます。しかし、口腔内は開いている口から見えるのは残っている歯くらいしか無いのです。

そこで登場したのがコンピュータサージカルガイドシステムです。予めコンピュータシミュレーションソフトで設計したインプラント埋入位置、埋入角度、埋入深度を組み込んだコンピュータサージカルガイドを作成しておくのです。後は、コンピュータサージカルガイドのドリルスリーブと呼ばれる穴に、コンピュータの指示通りの順番にドリルを入れれば、正確なポジションにインプラントを埋入することが出来ます。自動ブレーキと車線逸脱防止装置がついた車のような物で、このシステムを使用すれば、重要な神経や血管を傷つけることはありません。

ただし、コンピュータソフトウエアに習熟し、コンピュータサージカルガイドを使用した手術に慣れる必要があります。コンピュータサージカルガイドを使いこなす為には、カーナビと同じで、いきなり本番の手術で使用しても完全に使いこなすことは難しいので、ジェット機を運転するように、全部の症例を年間100症例程度行なっているという実績と経験が必要です。

上顎洞内へのインプラントの脱落

上顎洞内へのインプラントの脱落が起こる理由は、ソケットリフト(クリスタルアプローチのサイナスリフト)とインプラント埋入を同時に行うという手法を取るところにあります。もともと上顎大臼歯部の骨は非常に薄いのですが、このような場所にブラインド手術と呼ばれる、直接目で確認することが出来ない手術を行うことに問題があるとされています。上顎洞内にインプラントが脱落した場合、耳鼻科医の手をかりて、鼻の穴から内視鏡を入れて摘出してもらいます。

耳鼻科医の歯科医師に対する提言としては、

  • 全ての症例において、ソケットリフト(クリスタルアプローチのサイナスリフト)は避け、サイナスリフト(ラテラルアプローチのサイナスリフト)で上顎洞内に骨を作りましょう。
  • インプラント埋めるのはサイナスリフトと同時に行うのでは無く、半年ほど待って骨が出来てからインプラント埋入を行いましょう。

ということです。

慢性上顎洞炎

これも前述した上顎洞内へのインプラントの脱落と同じで、ソケットリフト(クリスタルアプローチのサイナスリフト)を行なった場合に上顎洞粘膜が破れ、上顎洞内に骨移植材が散らばって感染することによって慢性上顎洞炎が治らない場合が多いようです。

当サイトは、名古屋でインプラント治療を行う吉岡歯科医院・吉岡喜久雄院長監修のもと、2020年7月に公開しています。掲載している情報は、吉岡院長による調査・考えに基づき収集している内容になるため、他院で公開している情報とは異なる場合があります。また、インプラント治療の正確性・安全性を完全に保証するものではありません。あらかじめご了承ください。
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※引用元:吉岡歯科医院公式HP(https://www.yoshioka-dental.com/implant/jisseki/)

院長が「現代の日本における歯科治療が、どうあるべきか?」を考え、実践している医院です。院長は極めて真面目な性格です。患者さんのことを常に真剣に考えています。どこにも負けない、本物の歯科医療を職人気質で供給します。

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※引用元:吉岡歯科医院公式HP(https://www.yoshioka-dental.com/information/greeting/)